名前などつけたくない気持ち

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ルナルナが告げるには今日は「今月の生理日まであと7日」の日らしい。だいたいルナルナのお告げは当たるのでわたしは信用している。仲がいい友達の「5分遅れる」よりも信用している。友達は5分遅れると言ったら10分遅れるものだからだ。

 

なんでもないことにイライラしたり、急に落ち込んだり、自分がデブでブスであるということを急に超自覚したりして外を歩いていてごめんなさいと晩御飯の買い出しの最中に思ったりする。それは「今月の生理日まであと7日」あるあるだ。この浮き沈みがあと7日続く。最近TikTokを見ていたら全くかっこよくもブスでもない普通の若年マッシュ男子が「男の子にも男の子の日があるんだよぉ★」という字幕付きでわけのわからないダンスを踊っていて、こういう絶望のような空気を男の子の日の男の子は味わったことがあるのかなと無駄に考えたりした。激しい感情ジェットコースターの後に約7日間自分の体の穴から血が流れ続けるけど、男の子の日の男の子も体のどこかから血が流れ続けるんですか?初潮を迎えた小学生のあたりから、「生理は体の中で要らなくなった卵子を排出するためにあるんだよ」と教えられたあたりから、わたしはずっと「なぜ要らなくなった成分を排出する方法が血で排出する方法になったのか、神様よ」と人間の体を作ったとその界隈で言い伝えられているアダムとイヴに念を送ったりしている。24歳になったが未だに念は届いていないようだ。わたしの孫あたりからは汗とかで排出する体になんないかなー。頼むよー。これからの人類のお願い。

 

さて、おじさんに媚を売ることはたとえそれが全然知らないおじさんであっても社内の見知ったおじさんでも精神的になんらかのダメージを受けていることに気づいたりする。終業後に「わたしのため」とありがたいお言葉を30分語り掛けてくることは本当にありがたいが、「わたしのため」が「自分のため」にもなっていることに気付いているのだろうか。いや、本当ありがたいんですけどね。こういうのはジェネレーションギャップというやつなんだろうけど、どこの会社に行っても大概はあるんだろうな。となると、そのジェネレーションギャップから逃れたいがために友達と一緒に事業をやろうと話していた「なかよしカンパニー」の設立もそう遠くはない未来かもしれない。ただ、友達と一緒にバイトを始めてよかったことなんて何一つないので「なかよしカンパニー」は机上の空論程度に収めておきたいのも本音だ。ビジネスライクとはよく言ったもので、そういう関係性の方が仕事はうまくまわるようにできているんじゃないかな。まぁ、仕事のことなど何もわからないが。これから先「仕事」というものを続けていくことが怖すぎる。わたしは一人暮らしをしている身なので「お金を稼ぐため」に絶対働かなければいけないけれど、子会社の同期は最近会社を辞めていた。次の就職は決まったの?と聞いたら「まぁ実家住みだし一旦のんびりして次探そうと思ってる」と言っていた。余裕がある。実家、東京にならないかなと思いつつ秘かに部屋の窓から雪が降っている景色を見ることに期待していたりする。東京生まれにあこがれを持ちつつ雪国に生まれたことを誇っている田舎人の典型です。

 

久しぶりにラブリーサマーちゃんの「202 feat.泉まくら」をMVを見た。MVに出てくるコンバースのハイカット(白)にかなりあこがれを持っている。今もハイカットを見るとときめく。ハイカットに似合う服をわたしは持っていないのに。ハイカットを履いている女の子が大好きだった。大好きな女の子になりたかった。各所で出てくる「好きな人と同化したい」という気持ちはわからないでもないが、男の子に対して「同化したい」と思ったことはない。男の子には絶対になれない。「好きな人と同化したい」という気持ちが絶対に同化できないということをわかったうえでの「同化したい」という気持ちであることは重々承知しているつもりだけれど。

 「愛がなんだ」の主人公・テルコも同化したいと訴えてくる。テルコにまったく共感できず物語が終わってしまったので、わたしのフィルマークスは★3.2。いつか好きな男の人と同化したいと思う時が来るのだろうか。

 

君もかわいく生きててねーって。