新宿

 

あたしあなたが好き

誰でもいいの

 

別れた彼氏の服がまだわたしの家にあって、昨日それを取りに来た。

家に帰ったら、付き合ってた時みたいにわたしのベッドで寝てて「あーなんか懐かしいな」と思ったりした。

彼氏と2人きりになったら言おうと思ってたこと、伝えようと思ってたことがたくさんあったはずなのに普通に世間話をして終わった。もう伝えなくてもいいのかなあ。

久しぶりに2人で会って、わたしも好きじゃないなと思った。好きじゃないけどセックスした。

別れた人とセックスするの嫌じゃない?と聞かれたのはよくわからなかった。逆に都合いいじゃんと思ってしまう。ていうか嫌がらせするんじゃねえよ。

でもわたしは正直もう別れてもセックスする、しない、とかまたヨリ戻す、戻さないとかどうでもいいんだなと感じてしまった。誰でもいい、本当に。この人でなければダメだというものが無くなってしまったから都合よく使われてもいいし、わたしも都合よく使うよと思ってしまう。

出会い系アプリをきちんと返信するようになって、本当に出会う約束をして、誰でもいいんだなってまた感じた。

友達にたくさん自分のこと話してしまうけど、お前それ誰にでも話してるし誰でもいいんかいって言われてそうなのかも、と思ってしまう。友達って代替可能なんだと感じるしわたしもその人にとって代替可能な存在だと思う。あんなに好きな人がいて、好きな友達がいて特別だと思っていたのに、結局自分の気持ちがなんなのかわからなくなってしまって怖い。自分はやっぱり空っぽなんだと思う。

 

自分を大事にしてねと別れた彼氏に去り際に言われたけれど、大事にする方法教えてくれてないじゃん、だれも。貞操観念のはなし?心の話?身体の話?どうすれば大事にしていてどうすれば大事にしていない状況なんだろう。これについて一生考えてる気がする。今日の朝方までぶちゃさんとこの話について話してたのに酔っぱらってたから少ししか覚えてなくて悲しい。自分のそういうところが嫌い。だいきらい、すべて。

いつか本当に出会える時が来るのかな。

 

あの愛にうずくまる才能が無かったから

あたしあなたが好き

誰でもいいの