Underwater Girl

 

彼のことは確かに好きだった。

確かに好きだと思っていた時期があった。

半同棲のように過ごしていたら、考え方の違いとか、どんどん不満に思うことが増えた。

なんなんだろうこの人は、と思っていた時もあった。今は思っていないよ。

 


彼のことが全てわからなかったし、彼もわたしのことをわからなかっただろうと思った。

わたしの話を受け止めてくれて、理解してくれたことは嬉しかった。最後にきちんと話ができてよかった。

何か思うことはある?と聞いたら今日で最後なんだなって思った。と言った彼に清々しさも感じた。わたしより彼の方が大人だった。

家にある荷物とビールを取ってじゃあね、と言って去っていった彼を見て、

耐えきれずにまたね、と言ってしまった。

そしたらまたはないかな〜ありがとうね!と言って姿を消していった。本当にその通りだね。またねとか言ってしまってごめん。

 


人との繋がりを切ってしまうことがとても怖い。誰かと関係を結ぶことが好きなのだ、友達でも恋人でも、人と人が繋がることが好きなのだ。わたしのエゴで関係を切ってしまうことが怖い。つらい、悲しい。

 


今日はそういう悲しくなることを自分からしてしまった。相手を傷つけた、同時に自分も傷つけた。

彼がわたしの家から帰ってから1人で少し涙を流した。

浴びるようにお酒を飲んでバカになりたい気分だ。

ありがとう、これからも元気に路上でビールを飲むあなたを想って、わたしも路上で緑茶ハイを飲んでいきたいと思うよ。素敵な人と出会って幸せになってください。今までの時間を無駄と思わないで、体には気をつけて、しっかり生きてください。あなたと出会ったことをわたしは忘れないし、なかったことにはしない。

 


p.s.

最後に思うことあったけどブログに書かれるから言わない!って言ってたけど、本当にわたしのことわかってるな〜と思ったよ。

 


終わり

 

幸い後悔ねぇもうどうでもいいの

愛憎好き嫌い それすらなんでもいいの