ハッピーエンド

 

僕らのこの日々を誰かに

わかってもらおうなんて思わないけど

本当にまっすぐに歩くなら

あのカーブでみんなとも離ればなれ

 

本当にすべての感情がこの歌の歌詞に凝縮されている気がする、そんな怒涛の学祭期間が終わった。

 

大学1年生の頃から入っていた軽音サークルで、そのサークルの4年生だけで学祭の時に大きなステージに立った。

他の軽音サークルは3年生がライブをして、引退という流れなんだけどわたしが入ってるサークルだけは4年生がライブをするのでこれまでの大学生活のこととか思い出しちゃったりしてやっぱり感慨深かったな。

わたしの大学生活はハッピーエンドだったのかなぁ、そんなことはまだ終わってないからわからないけど、このステージに立つためにみんなでたくさん練習して、話し合いをして、1つの良いものを作り上げようとしたことが何より楽しかったし嬉しかった。

みんなで1つのものを作るってことがわたしは好きなんだなって改めて思ったなあ。

同期には恵まれたと思います、他の誰でもないみんなに出会えて一緒のステージに立ててよかった。

 

もうひとつ、文化祭といえばわたしは1年生の冬から文化祭実行委員会に入って、実行委員として活動してきました。4年生の今年は10月の本祭直前から実行委員会のサポートとして会議に参加したりしていて、今年で本当の本当に終わりだった。途中から文化祭実行委員になったわたしを受け入れてくれた実行委員の同期もみんな優しくて、いい人たちだったし、そのみんなだからこそ続けられたなあと思った。

 

わたしはずっとやぐら音楽企画という企画に携わっていたんだけど、今年のやぐら企画の子たちと片付け日にどうだった、って話を聞いてたらわたしが知らないままその子たちがいろんな想いを抱えて企画に取り組んでいたことを知って、とってもつらくなった。

その子たちは一人一人いろんなことを考えていて、全員の話聞いた上で、みんな間違っていなくて、けど歯車が噛み合わなくて1人ずつ辛い思いをしてたっていうのがわかったからわたしもとてもつらかった。

みんなやぐら音楽企画をやりたくて、企画に携わっていたのに、考え方とかやり方が違って、話し合うことをきちんとできていなかったから、うまくできなくて辛い思いをしてしまった、っていうそのゴールが寂しくて悲しくて切なかった。

今年のやぐら企画自体はお客さんもたくさん来たし大きな問題もなくて、個人的には成功だと思うけど、内部で辛い思いをしていたならそれは成功と言えるのかなって少し思ってしまった。

わたしが大好きなやぐら企画で誰か1人でも悲しい思いをしてほしくなかったし、わたしがもっと何かできたんじゃないかなってすごく感じてしまった。

企画の3人と1人ずつ話して三回泣いたし。わたしほぼ関係ないのに、つらくて泣いちゃったよ。なんかこう、もっとうまく、少しでもいい方向に持っていけたんじゃないかなあ。

実行委員については、そこだけ心残りだったなあ。でもみんな、よく頑張ったね。つらい思いをしながら最後までやりきったことはとっても偉いし、いつかどこかでその経験が役立つ時が来てほしい。あの時のあれは無意味だったなって思わないでほしい。意味ないことなんてないと思いたい。ってこれはわたしのエゴかもしれないけど。

 

とりあえず、全ての行事に大学最後の、っていう枕詞がつくようになってしまったので、ハッピーエンドだったって思えるように過ごしていきたいねこれからも。

 

それはハッピーエンドなんだ

ハッピーエンドなのさ

どうせどこにも行けないなら

ずっとここにいてもいいんだよ