さっきあったことの話

 

朝家に帰ってきて落ち込みながら一個前の記事を更新し、寝ようと思って目をつぶった。


明晰夢を見た。

とても真剣に覚えている。

小学校の体育館の上の自由に遊べるスペースのようなところで大学の友達ときゃっきゃしていた。しばらくしていたら儀式が始まって、わたしは儀式に参加する。暗いスペースの中でわたし達は黒い衣装を着ている。

 

儀式中に見知らぬおばちゃん2人くらいが現れ、松明の下でタバコを吸い始める。

見知らぬおばちゃんは親族の設定で、この世界ではある程度歳をとらないと女性はタバコを吸えないみたい。なのでわたしはタバコを吸うおばちゃんを横目に羨ましがっていた。

 

儀式が終わり、親族で記念撮影しようとなる。しかしなかなか始まらない。つまんないなと思っていたわたしは、床に変な虫が動いているのがわかる。イモムシがタイヤのように丸くなったやつが2つあって、その2つの真ん中に大きい蜘蛛みたいなやつが繋がってる変な虫。イモムシタイヤが回ることによって動き回っているそいつが、気持ち悪すぎてなんだこれは?夢かな?と思いそこで夢の世界にいることに気づく。

 

前から明晰夢に興味があったわたしは、ビームを撃ってみようと考える。どうしてもビームを撃ってみたかった。

両手を前に出してビーム撃つ。光った。撃てた。

ビームの反動でわたしの体は後ろに吹っ飛ばされる。

壁に叩きつけられても全然痛くない。そうだよこれは夢だ。

 

ビームを撃ったわたしを見ていた友達に

「あすみもようやくビーム撃てるようになったんだね」と笑顔で話しかけられる。

嬉しかった、ようやくビームが撃てるようになった。

そこから次は瞬間移動しようと試みる。体が動かなくなる。あ、ヤバイかも。

 

現実に戻ろうと目を覚まそうとする。体がある映像は見える。枕の上にケータイがあって右腕と左腕がある。左腕、動いて。動いて。確かにそこにある、いつもの左腕を動かす感覚で動かせない。右腕は動かせた。なんでだ?どうしよう。たまらなく不安になった。

がんばれわたし!目をこじ開ける。ここでようやく現実に戻れた。とっても怖かったそして疲れた。疲れからまた眠りたくなる。

 

でもそこで寝てしまったらわたしは一生現実に戻れない気がして、死ぬまで寝て、動かないまま死ぬのかなと考えてしまってこれを書いています。明晰夢を見ていた時間はほんの10分くらいだったけど夢の中の体感はとっても長くてやっぱり夢だと思った。

 

戻れない夢の世界でまたビーム撃ちたい。