銀河鉄道の夜

 

3年生の学祭実行委員としての仕事が終わった。まだ仕事が残ってる人はいるし、反省会はまだあるけど、実質引退で1つの区切りがついたのかなと感じた。

 

実行委員をやっていて、いろんなことを思ったし、話したし、傷つけてしまうこともあったかもしれないし、憤りを感じたこともあった。

 

自分の企画をするうえで、自分の頭の中で考えてることを全て実現することは難しくて妥協してしまったこともあった。

でも終わった今はもっと上手くやれたかなとか、もっとできたなあっていうのはあるなあ。これは去年も思った。すぐ諦めて妥協してしまうくせに、終わった途端にそう思ってしまうことはよくないところだと思う。やり残したわ、と思うことはtofubeatsを呼べなかったこと。

 

今年は特にやめてしまった人のことや、実行委員会を引っ張る人たちのことや、自分が他に入っている軽音のサークルのことを考えすぎてしまった。

 

やめてしまった人に対して、なんで辞めちゃったのにまだ続けてるみんなに受け入れられているんだろうとか、「もうすぐだね、文化祭頑張ってね」って言えるんだろうって、思ってしまった。わたしだって、早くいち抜けたしたかった。続ける意味ないかなって思いながら続けたよ。でも、続けてよかったな。わたしだってと思いながら、やめてしまった人に対するモヤモヤがあったまま、文化祭期間を迎えてしまったけど終わってからはそのモヤモヤは無くなった気がする。やめないでよかった!わたしの方がいちぬけしたんだ。

 

実行委員会って、有志団体で文化祭の運営をしたいと思ってみんな集まってるんだと思う。だから、なあなあに実行委員として過ごしてる人はなんで実行委員になったんだろうってすごく感じた。みんな、何かやりたいことがあって実行委員会に入ったんじゃないのかな?って。

何にもないのに、なんで入ったの?って。

サークルとかと違うんだってことをわかっていてほしいし、一人一人の文化祭に対する気持ちを知りたかった。

 

たくさんの人で何か1つのことをすることはとても難しくて、難しいからこそ、素敵だと感じられる。そしてその自分たちが作った空間を楽しんでくれる人たちがいる。そのことは何かに代えられるものではないと思う。

そう思える経験ができたことがわたしにとって1番のことで、実行委員会に入って本当によかったと思えることだな。

全ての片付けが終わって最後の会議で泣いてるみんなを見て、みんながんばったんだなと思ったし、がんばったねって抱きしめてあげたくなった。

 

わたしは、今までもこれからもずっと、そういうすてきな経験をさせてくれた実行委員会のことを愛しているよ。

迷惑かけてごめん、そして本当にありがとう。

 

 

ハロー、

今きみに素晴らしい世界が見えますか