エンドレスエイト

 

終わらない8月

 

エンジョイ・ミュージック・クラブの100%未来っていう歌が好きで、その歌詞の中に「エンドレスエイト みたいな日々」っていうのがあって、

EMCの曲解説ブログを読んでエンドレスエイトって言葉ははうる星やつらの映画版だったりリバーズエッジみたいな終わらない世界のことを表してるみたいに書いてて、たまたま前期とってた授業でそのことをやってたから(終わらない世界ということで90年代の閉塞感を表現していた、みたいな)めちゃくちゃ理解できて、エンドレスエイトという言葉を使いたくなった。現実と仮構が一致した感覚。

 

学祭の実行委員をやっていたんだけど、こないだついに学園祭が終了した。

自分の力不足なところもあったし、たくさんの人に支えられて学園祭って成り立ってるんだと思った。去年はそんなことわからなくて、ただ楽しんでただけだったけど実行委員がいるから学園祭があるってことをもっとみんな実感した方がいいと思う。

学園祭とかって当たり前にあることだけど、本当は当たり前なことではないし、だからずっと当たり前だと思って甘んじてはいけないんだなと感じる。学園祭だけじゃなくて、他のいろんなことも、家族とか恋人とか友達とか当たり前に自分のそばにいてくれるかもしれないけどなにかのはずみでそれが変わってしまうこともあるんだから、いろんなことに感謝していかなきゃいけないなぁ。やっぱり文化祭の実行委員になってよかったと思う。このブログを読んでくれている人もいつもありがとうございます。

 

今年からわたしは実行委員になったわけだけども、学祭期間の1〜2週間前からバイトもしないでずっと学祭のことについて打ち込んでいたわけで、それこそエンドレスエイトな日々を送っていた。だからこそ、そのエンドレスエイトが終わってしまってこれからどうしようかという気持ちが今は強い。将来のことについても、やりたいことが未だに見つからないし、音楽は好きだけど音楽家になる才能はないし音楽を批評できるほど偉くもないから、なんにもならないなぁと思う。でももう少ししてわたしは3年生になって、そうして4年生になって、周りがしているからという理由で就活とかするのかなと思ったら悲しくなったし、それこそ周りに流されているみたいでイヤだな。自分で就活するぞ!と決めたなら就活もしたいけど、その決意がまだできなくて不安にしかならない。

 

今までレベルとかは違うくても高校までのレールはある程度周りの友達も一緒で、そこから分かれたとしてもだいたいは就職か進学。進学先は専門学校、短大、大学で期間とかやることとか違ったりして、そこを途中で退学したり卒業したり就職浪人したり更に選択肢が分かれていって、高校生までのみんなとはやっぱり全然違ってて、それぞれ考えて自分の道に進んでいくっていうか、わたしはなんかそれがすごい怖い。みんな一緒で進んできたものが、みんなバラバラになっていって、「俺はこっちに行くけど、お前はどう?」「まだちゃんと決めてないの?」って聞かれてるみたい。どんどんそれぞれの人生に枝分かれしていって、他人と違うようになって、自分も他人も変わっていってしまうことを1番わかりやすく感じられるから怖いのかもしれない。

変化ってものすごく当たり前のことなのに、いつまでも怖がってたらだめだよね。

 

わたしのエンドレスエイトは終わってしまった。